行事記録・写真

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忘年山行 塩原自然研究路散策

開 催 日 2004年11月18〜19日
リーダー 山内以志子、高澤信雄、久田美代子
記  録 高澤 信雄
写  真 西田 進
参加者数 会員28名

天気予報は皮肉にも山行の2日間だけ雨天マーク、出発時は前途暗澹、気が重かった。 しかし、高速道に乗るとやや薄日が出て、今市まで来ると、左手に男体山がどっしりとした山容を見せ意外と展望が利いてきた。 紅葉の名所日塩道路は、季節的に少々紅葉は過ぎていたが、タカオモミジは葉を残していて結構楽しめた。 奥日光の白根山のドーム状の山頂は雪で真っ白で、もうスキーシーズンはそこまで来ている感じだった。

塩原自然研究路に入り、少々肌寒い冬枯れの大沼園地で、談笑しながら昼食をとる。 ミズナラ、ブナ、ウリハダカエデなどの落葉が厚く積もったクッションのいい道を、サクサクと音を立てながら歩く心地よさ。

温泉神社〜大沼園地

塩原自然研究路には、多くの案内図や自然解説板が展示されている 温泉神社

紅葉の散った山道を行く。右は地衣類の胞子嚢だと高澤さんの解説 源泉が噴煙を上げている

大沼の湖畔で富士山を背に記念写真
八木沢さんの広角カメラのお蔭で全員の写真が撮れる
ミズナラの大木の周りでお弁当
 



大沼園地〜塩原温泉

雨にもあわず、4時に旅館に到着。 鉄分で黄色のいかにも温泉らしい露天風呂でゆっくりと手足を伸ばす、まさに至福の一時。 夕食は山内幹事のあいさつで開会。 アルコールは十分、日本酒、ビール、焼酎、カラオケなどですっかりいい気持、かなり出来上がり、ゲレンデでは転んだことのないスキーの名人もついヨロヨロ、ゴロリ。 夜半から雨、明日の山行を気にしながら、川のせせらぎの音と、グーグー、高いびきとの二部合唱。

落葉のクッションの上の散策は心地よい
 
山は不作だと聞いていたが、
ドングリの落実は結構多い
ミズナラ、ブナ、ウリハカエデなど、落葉樹の種を収穫しているようだ

杉の植林地を抜ける 渓谷は紅葉の真っ盛り

渓流沿いの茶店で食べた団子は美味かった 雨に降られずにホテルに着く



塩原温泉塩原ランド

朝から小雨、しかし予定通り塩原自然研究路を歩く。 渓谷を下に見ながら、右岸の落ち葉で濡れたアップダウンの多い道を2時間ほど歩く。 昨晩のアルコールも抜けたことでしょう。 八木澤さんのご厚意で、東電のTEPCO塩原ランドを見学した。 ちょうど12時に「カラクリ時計」動作し、UFOのような蓋が開き中から、人形が出て踊ったり、美しい風景が見られたり、音楽、噴水等々結構楽しめた。

翌朝は生憎の雨にもめげず自然研究路を散策する

箒川の川床は緑色凝灰岩である。2000万年前に海底火山から噴出した火山灰が固まってできたという 布滝の展望台
 

海底で火山灰が固まった「緑色凝灰岩」の間に、マグマが割り込んでできた「ひん岩」が見られるというパネル

もみじ谷大吊り橋
 
八木澤さんのご厚意で見学した東京電力の
TEPCO塩原ランドの揚水発電所の模型

TEPCO塩原ランドの「からくり時計」 12時ちょうどにUFOのような屋根が上がって人形ショーが始まった

帰りの東北道は、少々の渋滞があったが、4時半には無事上野着。
来るべきスキーシーズンでの再会を約し解散する。