夏の針の木岳と蓮華岳
投稿者 越後 富美子
掲載日 04-10-20

日本三大雪渓の一つでもあり、冬の峠越えの佐々成政や「慎太郎祭り」の百瀬慎太郎で知られている針の木岳へ行って来ました。

あずさで9時に新宿を出発し、午後には
黒部アルペンルートの入り口である扇沢に到着。 駅舎の横から、宿泊先の大沢小屋へ2時間程の歩きで到着しました。 休憩後は早めの夕食の準備をはじめることになったが、誘って下さったメンバーが食料持参だったので、毎食が山にいるとは思えないほど野菜たっぷり、ビールで乾杯の食事でした。 夕食途中で雨が降りだし、明日が心配になるぐらいの地響きを伴う雷と、大雨のコーラスを聴きながら寝ました。


目が覚めると雨は上がっており、雪渓へと向かいました。今年は山も暑く、亀裂が入っていたり、融けている所が多くあり、紹介されていた写真と雪渓の面積が違っていました。

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川のように融けて流れる  亀裂が走る雪渓


2泊目の針の木小屋に到着後、リュックを置いて蓮華岳に往復しました。頂上もどきがありやっと山頂にたどり着きましたが、まだ咲いている駒草を見ながら下ってくると、また雷が鳴りだし、小屋へ急ぎました。

蓮華岳をめざして


毎晩雨が降っていても、朝には上がっており、雨具を着ることもなく助かりました。 早朝4時過ぎに起きだし、針の木岳へ出発。 頂上へ着く前にご来光を見ることができました。

針の木岳に向かい後を見れば、ご来光


頂上では晴天で、360度のパノラマが展開。 足元には黒部湖面が光り、穂高、薬師、釼等の山々が見渡せ、すばらしい景色でした。 帰りの雪渓は、2晩続きの雨で一段と小さくなっていました。

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晴れてきれいな針の木岳

帰宅後、新聞で雷による死傷者やロープウェイの運休などを知り、登頂時の天気も頂上からの眺めも幸運としか言いようのない7月下旬の2泊3日でした。