秋田・岩手県境の乳頭山(1478m)に雪山登山した地元秋田県の登山愛好グループの43人が遭難したが、秋田・岩手両県警捜索隊によって発見・保護された。
参加者は61歳から79歳で、代表を務める斉藤さん(73歳)は乳頭山には
四季を通じて何十回も行き、迷うはずはないと思っていたが、吹雪の中で
秋田県孫六温泉に着いた積りが、反対側の岩手県雫石町で発見された。
我がクラシックスキークラブにとって、このケースから多くの教訓が読み取れる。 地元の熟知したリーダーでも吹雪の中で迷うことがあるということは、
地元ガイドでも迷う可能性がないとはいえないことを示している。 全天候で
使用できるGPSは雪山では必携であろう。 しかし、GPSは電池が切れれば何の役にも立たない。 GPS、磁石、高度計、地図を携行した信頼できる
地元ガイドの活用が望ましいのではないだろうか。
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