3年越しの企画 岩菅山に登る
投 稿 古谷 実
HP制作 古谷 実
掲載日 06-08-22

岩菅山はクラシックの企画として04年の7月、05年7月の2回、たくさんの参加希望があったのに、いずれも天候不良で流れた。今年は、梅雨明けの7月末に個人企画として呼びかけたところ、13人が参加することとなった。ところが、またしも梅雨明けが遅れて1週間の延期、やっと8月5日(土)−6日(日)にこの日を待っていた6人が岩菅山頂をふむこととなった。3年越しとなった岩菅山行を報告する。


1日目は焼額に登った

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午後ホテルに着いてからすぐ身支度を調えて、目前にどっしりと構える焼額山(2006m)に登ることとした。
いつもリフト、ゴンドラで、あっけなく頂上まで連れていってもらうのだが、汗をふきふき1時間半かかってたどり着いた夏の焼額山頂には、稚児池が水をたたえ、大きな湿原が広がっていた。


帰りは眼下に一の瀬のホテル群と夏草におおわれた一の瀬スキー場を眺めながら下る。好物の水芭蕉の実を食べに、クマが今も出没するという雑魚川の湿原を経て、3時間ほどのお散歩は終わった。

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晴れた岩菅山に向かう

翌日もいい天気だった。朝8時半にホテルを出発。高天ヶ原から東館山までは夏山リフトに乗る。東館山高山植物園を横目に進むと、やがて寺子屋スキー場に出た。ゲレンデ鞍部で一休み(左の写真)。
ここから先は登り下りを繰り返す山道となる。


  • 志賀高原で最も高く、日本海側に位置することから高山植物の宝庫といわれている。時期が少し遅かったが、それでもたくさんの花が見られた。


    ハクサンシャジンとタテヤマウツボグサ

ヤナギラン


キスゲ


ようやく岩菅の頂上が見えてきた。
もう一頑張りだ。

山頂2295mの標識を背にしてニッコリ。お弁当を食べて下山した。


今回の焼額山、岩菅山はシャレー志賀の佐藤郁男さんにガイドしていただいた。
記して感謝いたします。また、掲載写真は荻野光則、古谷 実が撮影。